日本一詳しいバターコーヒーの効果、理論【動画つき】ダイエットや集中力UPに最適。

バターコーヒーはサンフランシスコ発祥で、日本でも流行り一般的になってきました。なぜコーヒーとバターか、不思議に思う人もいるとおもいます。

効果は、頭をクリアにする、体重を減らす、ケトジェニック(後に説明します)な状態になれるなど色々な効果があります。

この記事では、その効果と、なぜその効果が得られるのかを理論を交えて説明していきます。動画もありますのでご覧ください。

1. ヘルシーな脂質は、カフェインをゆっくりリリースする。

実はバターを混ぜると、コーヒーのカフェインは普段と異なって吸収されます。

ブラックコーヒーや普通のミルクをいれたコーヒーだと、飲んだらすぐにカフェインは放出されます。これにより一気に飲むと「カフェイン・ジッター」という神経質な状態やいらいらした状態になることがあります。

バターの脂質は混ぜることによってミセル(界面活性剤分子の集合体、小さいしずくと思ってください)に分解され、カフェインの分子とくっつきます。

その結果、脂肪が分解されるのとあわせてゆっくりのペースでカフェインも分解されていきます。そのため、カフェインがゆっくり吸収されて、ジッターもないし、効果も続くというわけです。

だから安定して、カフェインの集中力あげる効果が長く続き、そしてジリジリという感覚もなく胃にも悪くないというわけです。

2. 腸のバクテリアに作用する

ちょっと一度腸のバクテリアの話をしますね。

微生物叢(微生物の集合)の研究で、肥満の人はより多くの割合のFirmicutes(ファーミキューテス)というバクテリアを腸にもっていることがわかっています。

一方やせているひとは、「バクテロイデス門」という種類の細菌を多くもっていることがわかっています。

肝臓はFIAFというタンパク質をつくりますが、これが脂肪の貯蔵する酵素というのをブロックしてくれます。そして、スリムな体を保って、体重を減らしてくれます(もちろん他の要素との兼ね合いもありますが)。

しかし高脂肪かつ高糖分の食事を食べていると、腸のバクテリアはFIAFを抑えてしまいます。そして脂肪を燃やすのではなく蓄えてしまいます。

ここで腸のバクテリアは、もし糖分(炭水化物)がなければ、他のエネルギー源が必要となるため、FIAFを作り、脂肪を燃やすようになります。[1]

つまり脂肪だけなら良いことがわかります。ちょっとした絶食(intermittent fastingといいます)をしながら、ヘルシーな脂肪をとると、自分の肝臓と腸内バクテリアがFIAFを増やすようになり、エネルギーのために脂肪を燃焼します。

ここでさらに脂肪源がコーヒーに含まれていると、バクテロイデス門に栄養を与えるポリフェノールが増えるので、上であげた痩せやすいバクテリアを増やしてくれる、というわけです。

ねずみなどのげっ歯類の研究では、コーヒーと脂肪をあわせて与えると、体重の減少、体脂肪の減少、間食の減少などが見られたことがわかっています。[2]

さらに腸のバランスがファーミキューテスが減って、バクテロイデス門が増えたより好ましい比率になったことが明らかになりました。

3.1 ケトーシス。ケトジェニック。

普通は、炭水化物を燃料としますね。米とかパンとかです。この糖質がなくなると、体は信号を発して、脂肪を燃やしてエネルギーを得るようになります。そうすると、副産物として、肝臓が「ケトン体」というのを生成します。これが体と特に「脳」にとってものすごい素晴らしいエネルギー源となります。

この状態をケトーシスといいます。ケトジェニックともいいます。

良質な、ヘルシーな脂質をとって、炭水化物を少なくして、タンパク質は普通、という食事をすると、このケトーシスになります。しかし十分な脂肪(良い脂肪)をとるのがけっこう難しいです。

空腹の状態でバターコーヒーを飲むと、中程度のケトジェニックになることができます。そして集中力がまして、衝動的な食欲、間食をしたいという衝動が抑えられます。その他は普通に炭水化物をとってもこの状態になれます。

4. 高品質のグラスフェッドバターが、ビタミンA、D、E、Kを一定に保ってくれる。

バターには、免疫力、骨、大動脈、視覚などをサポートするようなビタミン郡が入っています。それだけではなく、十分な脂質をとることで、食べ物からビタミンA, D, E, Kを吸収できるようにしてくれる働きがあります。

なので風邪をひきにくくなります。

おまけ. 味が美味しい

ラテのような味がします。たまに油っぽいなどという意見もありますが、ちゃんとした作り方をすると美味しく作れます。これは作り方を動画で撮っているので、ぜひご覧ください。

Q&A. コーヒーにいれるなら、ミルクよりバター

ミルクではないクリームなどありますが、あれは砂糖が入っていたりトランス脂肪酸が入っているので、太らせるし&体が弱くなってしまいます。ミルクも、ミルクに含まれるタンパク質がポリフェノールとくっつき、ポリフェノールの吸収を3.4倍少なくします。[3] 一方バターには酪酸(らくさん)も含まれてるので、脳の炎症を下げる効果もあるので[4]、ミルクよりバターをいれたほうがよいといえます。

[1]https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC524219/
[2]https://books.google.com/books?id=sI-HDwAAQBAJ&pg=PA155&lpg=PA155&dq=coffee+rodent+fat+decreased+body+weight&source=bl&ots=OD3_JkowiM&sig=ACfU3U24vqr5QS-VivWCLJpiCHsux_MXqg&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwi9x-yTsbDkAhWNtZ4KHWj6B0IQ6AEwC3oECAkQAQ#v=onepage&q=coffee%20rodent%20fat%20decreased%20body%20weight&f=false
[3]https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21627318
[4]https://www.mdpi.com/2072-6643/3/10/858